ユアンのお気に入りゴルフ・コース in スコットランド ②

April 05, 2017 By スコシア・ゴルフィング

弊社のゴルフ担当ユアンのお気に入りのゴルフ・コースを紹介するブログ第二弾。これを読んで「スコットランドへ行きたい!」と我々スタッフへお声をおかけくだされば幸いです! 今回はキングスバーンズです。

このコースへと足を踏み入れるたび、素晴らしいゲームとなる期待感でわくわくしてしまうのが、このキングズバーンズです。何度もプレイしているのに、回を重ねるごとにプレイ前のわくわく感が一層大きくなっていくのです。それは前回までの自分のスコアの問題ではなく(笑)、何が待ち受けているか一層把握できるから、なんですよ。

クラブハウスとショップへと近づくにつれ、スコットランドの国旗が風にのって翻る海岸沿いの圧巻とした景観が見えてきます。この距離から、キングスバーンズの魅力であるホールがいくつか見えてきます。

最初の数ホールで、すでにキングスバーンズの醍醐味を堪能し始めることができます。コースが常に最高のコンディションにキープされているせいもありますね。滑らかな芝生はボールの速度の調整を促し、フェアウエイズ、バンカーともに最近のチャンピオンシップ・コースレベルのクオリティを維持しています。

どうしてここまで特別楽しい!と僕が思ってしまうのか。実はその答えは、キングスバーンズをデザインしたカイル・フィリップとマーク・パーシネンのゴルフ哲学にあります。この前者はダンドナルドや後者はキャッスル・スチュワートといった今世界で注目のゴルフコースを手がけたデザイナー。二人とも「スコットランドのゴルフ旅行休暇」をより魅力的にするために大きく貢献をしている、僕が大尊敬する人々です。二人とも「プレイヤーはゴルフボール一つでゴルフコースを回れるべき」という信条を抱き、ショットで失敗したときの酬いはフェアであるべき、それは大抵の場合ロストボールではなくボギーであるべきだとしているのです。

ごく一般的なゴルフプレイヤーが、メジャーなチャンピオンシップやトーナメントが開催されるコースでプレイする場合、1ラウンドに5時間もかかってしまう…これはものすごく深いラフやタイトなフェアウエイがあるせいであることが多い。もちろんメジャーなトーナメントで活躍するゴルファーには適切な難関ですが、ゴルフを楽しみたいだけの普通のゴルファーが例えば3つ隣接したフェアウエイや何度も繰り返し力の限りと尽くして乗り越えたころには身体がボロボロ…というのは…とても娯楽レジャーとはいえない。そうデザイナーのカイルとマークは考えているのです。

キングスバーンズは、ご普通のゴルファーがボール1つで18番全部回って楽しめるようにデザインされています。フェアウエイは幅広くラフは挑戦しがいがあり、チャンピオンシップなみの充実感はあるけれど、決して完敗にはならない。グリーンへ打つときの角度の見極めができれば成功する、そんなコースなのです。ちょっとオフラインになったら、グリーンへボールをのせたり、またはグリーンに近づけることすらできない場合も。グリーンサイドのバンカーは非常によい位置にあり、何処かにボールが転がっていってしまいそうなのと捕まえてくれるようなサポート感すらも。

注目したいホールは9番かと思います。海岸沿いに蛇行しており、崖からボールが落ちたらシュノーケルをつけて海へ飛び込むしかボールは探せなくなるので(笑、一般ゴルファーが一番ボールをなくす可能性が高いかと。個人的にはパー5の12番ホールが最高に素晴らしい経験だといつも思っています。

スコットランドのゴルフコースを沢山回ってきたなかで、このキングスバーンズは僕の3本の指に入るお気に入りです。みなさんにも一度試していただき、この僕の気持ちを共有して欲しい! お客様にはいつもキングスバーンズを勧めてしまっているくらいです。アレンジしますので、ぜひともプレイしてください!(ユアン)

お問い合わせはcontact@scotiagolfing.com までぜひお待ちしております!